「ナシ婚」とは?「ナシ婚」が増えている理由を徹底解説!
結婚式は人生の一大イベントですよね。映画やドラマで結婚式のシーンで感動する方も少なくありません。ですがそんな一大イベントの結婚式をしない「ナシ婚」が増えてきています。本記事ではナシ婚とはどういうものなのか、どうして結婚式を挙げないのかの理由も紹介しています。
ナシ婚とは?
一般的に結婚イコール結婚式や披露宴を行うイメージがありますが、ナシ婚とは入籍はしていても式を挙げない結婚のタイプのことを言います。つまり役所に行って婚姻届け等結婚のための手続きを終わらせ、式をあげないまま、入籍だけで済ましてしまうことです。
結婚式を行うと数百万円という費用がかかったり、メッセージカードや招待客リストの作成、式の流れの打ち合わせなどが必要だったりします。そのため、ナシ婚だとこれらの費用や手間を削減できるというメリットがあるものの、後からやっぱり結婚式を挙げておいた方がよかったとい思うカップルも少なくないようです。
少し古いデータになりますが、2010年に行われた調査によると約半数のカップルがナシ婚派と回答しています。さらにナシ婚派と回答したうちの7割ものナシ婚経験者が結婚式を行わなかったことを後悔しているそうです。ナシ婚を視野に入れたうえでナシ婚のメリットとデメリットを理解しておく必要がありそうです。結婚すれば式を挙げるのが普通というのが当たり前ではない時代になったといえるでしょう。
ナシ婚を選ぶ理由
ナシ婚を選ぶ理由として多いのが、経済的な理由や準備に時間がかかってしまうこと、人間関係によるものなどがあります。
例えば経済的な理由だと、結婚式や披露宴を行うと数百万円の費用が必要になります。さらに式後に新婚旅行や新生活の準備などでさらに費用がかかってしまうでしょう。そうなると式のゲストからのご祝儀などを含めても経済的な負担は少なくありません。同じような理由として、これら結婚式にかかる費用をほかのことに使いたいということもあるようです。引っ越し代など新生活にはいろんなところでお金が必要になりますからね。
またそもそも人前に出ることが苦手な方はナシ婚を選ぶこともあるようです。結婚式や披露宴ともなると、苦手だといっても人前に出て挨拶をしたり写真撮影をしたりしますよね。スピーチなんてしようものなら、ゲストからの熱い視線が集まること間違いないでしょう。そのため、こういった人前に出るイベントごとが苦手な方もナシ婚派が多くなります。
またナシ婚派というわけではないけど、結婚式をあげないパターンとして授かり婚が理由ということもあります。というのも結婚式を挙げるためには、式場の選定や衣装選び、そのほか何度も打合せなどにより半年から1年近くも準備に時間がかかってしまいます。妊婦ではどうしても式当日に体調が整わないという不安や、体型の変化によって着られるドレスが限られてしまうなどの理由から式を挙げられないということもあります。ですがナシ婚派ではあっても、やはり結婚は人生の区切りとして式を挙げるパターンもあります。
ナシ婚するのはどんなカップル?
ナシ婚をするカップルは夫婦ともにナシ婚派のカップルやどちらかまたは両方が再婚の場合や、授かり婚などが多くなります。再婚の場合、一度目の結婚式にも親族や友人を招いて行った手前、また式に参加してもらうのが心苦しいという理由のようですね。年齢が高めの方同士の再婚だと、この年齢になって結婚式というのは気恥ずかしいというのも理由の一つです。
また再婚や授かり婚では、周囲の目が気になって式を挙げにくいということもあるようですね。先述したようにナシ婚を選ぶカップルの理由は様々で、結婚したからといって必ず式を挙げるという時代ではなくなりました。とはいえやっぱり式を挙げておいた方がよかったと後悔するカップルも少なくありません。友人・知人の結婚式に参加した時や、子供に結婚式はどうだったかと聞かれたときに後悔しやすいようです。
また息子や娘の晴れ姿を見たいと思う親御さんもいれば、相手は2度目の結婚だけど自身は初婚で一度はウェディングドレスを着てみたいという方もいます。後悔してしまわないようにするためにも、二人でゆっくり話し合うようにしましょう。
式自体を盛大に行わず、レストランウェディングや会費制のパーティー形式にするなどの工夫で費用を抑えることもできるし、新婚旅行と合わせて海外でフォトウェディングとして形に残すこともできます。工夫次第で後悔しないようにできるかもしれませんので、一度これらを検討してみるのもいいかもしれませんね。
今回はナシ婚がどういうものなのか、どうしてナシ婚を選ぶのかについて紹介しました。理由はいくつかり、中にはしたくてもできなかったという事もあります。ですがナシ婚カップルの多くが、結婚式をしておけばよかったと後悔していることも事実です。後悔しないために必ず挙式しないといけないわけではありませんが、あらかじめ二人でじっくり話し合う必要があるといえるでしょう。